社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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いつどこからでも死ぬことのできる世界 川田絢音『流木の人』 

2009.12.24 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

流木の人流木の人
(2009/05)
川田 絢音

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川田絢音さんの詩が大好きです。
日本を離れ30年以上の間イタリアに暮らす彼女の詩はつねに短く、簡単な言葉で書かれているはずなのに、必ず川田さんの詩だとわかるしるしが付いています。
芯というよりも、まるで大樹の幹のようです。

2009年に発売された『流木の人』は18編の詩がつめられた小さな詩集です。わずか40ページほどの本の中にトイカメラで撮った写真の色のように描かれているもの自体からはみだすものがあります。
はみだしているものは「孤独」や「死」という言葉であらわすものなのですが、川田さんの描くそれはさみしくもなくつらくもなく、私の中でとどまります。


詩を一編見てみます。


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タグ : 川田絢音 流木の人

映画『愛を読む人』の原作は自由について教えてくれる強いメッセージ 

2009.07.04 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

まずはご報告。
シゴタノ読書塾Vol.3で佐々木賞を受賞しました。
ありがとうございました。

読書塾で取り上げた本は『夜と霧』。
ホロコースト体験を下敷きにして書かれた心理学のエッセイで、どんな極限状態でも自分自身の行動を自分で選ぶことができるということを強く感じさせてくれる本でした。


この本に引き続いて、久しぶりに取り上げる本は『朗読者』。
映画『愛を読む人』の原作です。

朗読者 (新潮文庫)朗読者 (新潮文庫)
(2003/05)
ベルンハルト シュリンク

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タグ : 夜と霧 朗読者 シュリンク

登場人物の若返った柴田元幸訳『ナイン・ストーリーズ』 

2008.10.23 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号
(2008/10/20)
J.D.サリンジャー

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☆☆☆★(20世紀の古典ですし)

 今号の『モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3サリンジャー号』 は、サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の全訳のみの232ページ。翻訳は柴田元幸さんです。




『ナインストーリーズ』とあるとおり、サリンジャーが自薦した9つの短編集。
 世の中を少し知っていて、観察が繊細で言葉の乱暴な大人に入りたての人々。そしてそれを見るもっと冷静な子供の対比が非常に怖いです。

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タグ : 書評 小説 柴田元幸 サリンジャー ナイン・ストーリーズ

『蛇のピアス』よりも『蹴りたい背中』の映画を見たい 

2008.09.22 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

蹴りたい背中 (河出文庫 わ 1-2)蹴りたい背中 (河出文庫 わ 1-2)
(2007/04/05)
綿矢 りさ

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いつもチェックしているブログの情報工学さんで、蛇にピアスのレビューがありました。

長い間噛み付きたいなあと思っていたことにたまたま触れていたんで、ちょっと書きたいと思っています。書きたいと思っていたのは芥川賞一般についてのこの説明です。
芥川賞というと淡々とした短編が多い印象があるのだが、この作品は最初から最後まで官能と暴力の刺激に満ちている。

1つは「官能と暴力の刺激に満ちている」のが『蛇とピアス』だということ。
もう1つは「芥川賞というと淡々とした短編」が多いのかどうか。多いとしても蛇とピアスは違うのかという話です。


 本来は映画にあわせた形で本について書きたかったのであろう橋本大也さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、でも、『蛇とピアス』について同じように挙げている方がたくさんいるので、あえてアクセス数が多い人をタネに語らせていただきます。

出てくるのは、二つの芥川賞作品ですが、今回は1つ目の
官能と暴力の刺激に満ちている」のが『蛇とピアス』だということ
についてだけ触れさせていただきます。
今回の対抗馬はもう一つの芥川賞受賞作、『蹴りたい背中』です。

どちらもネタばれを最小限にして進めたいと思っていますが、引用はしています。
大切なことは粗筋や場所にあるわけではなく
どこまで深いところまで一つの事件から降りていけるかということです。

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タグ : 書評

アイデアは数撃ちゃ当たるが和の心! 

2008.04.09 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

アイデアマラソンで、「短歌や俳句を始めてみないか。1日に詠む目標句数を決めるのもいい。 」ということがありました。
別に歌を詠んでどうのということはないのですが、このアイデアマラソンの理由がとても古典に通じています。
引用します。

チャンスは貯金できないが、チャンスの元となる発想ならいくらでも貯められる。


松尾芭蕉の書いた句で残っているのは976句といわれています。
現在、平均的な句集は一冊につき300句ほどあるから、最短で3年で超えられます。
もちろん、芭蕉が作品として認めた句が976という意味なのですが。

さらに芭蕉について更に加えると以下のような言葉が残っています。
芥川龍之介の「芭蕉雑記」より
「翁凡兆に告て曰、一世のうち秀逸三五あらん人は作者、十句に及ぶ人は名人なり。」
乱暴に訳すと「一生のうちに名人でも十句くらいしかいいのは作れない」

そんな芭蕉ですら976句もの句を自分の俳句であると認めるんです。
そして、秀逸な句はその90分の1以下というのです。
下手な鉄砲数撃ちゃあたる、とはよく言うけど芭蕉ですらこうなら私なんてもっとアイデアを出さなきゃいけないですよね。



というわけで、私もブレーンストーミング。歌にするとひとつきかかるから!

今朝家を出ると横断歩道の向こう岸に小学生が三人いた。
自分が自転車でこいできた道の向かい側にも小学生がいた。
小学生になった子供だと分かるのは黄色い帽子をかぶっていたからだ。
保護者と一緒だったのは入学式だったのか。

子供に手本を見せるかのように、
むしろ自分が子供達に後ろ髪を引かれるかのように、と書いたほうが正しいのか、
道に集う全ての自転車が赤信号を守っているのが珍しかった。
珍しいと思ってから自分が隣の自転車の女性を見知っていることに気がついた。
隣の女性が人の親かはわからなかった。
小学一年生の親は、三年前は自転車の前の座席にもっと小さな子供を乗せて赤信号を突っ切っていたに違いなかった。
待っているといつか自分自身も親になるような気がしたから
ここまでで多分歌は8つつくれると考えて逃げた。



この日記は、もちろん創造マラソンに突っ込みを入れたく書いたんです。
本人が、風情ないよねと書いていたから別に風情ないわけじゃないぞと。

葉桜の下にたまりし散り桜 心満たすは桜だんご


下の句と上の句がコミュニケーションしていないからよろしくないのだと思います。
桜を三回も使ってるじゃないか、とありますが、字面だけの話。
わざわざ書かれた歌にリンクを貼ってしまったのですが、葉桜も散り桜も桜だんごもこれだけの種類があるので、この三つにつながりを求めてどんな心満たす桜だんごを作るかを私は見てみたいです。




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