社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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ウイグルを知らないままにTwitterにのって動き回る理由 

2009.07.31 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

一昨日の日記『世界ウイグル会議のカーディう女史の会見を日本中に、世界中に伝えてください。』に対して、mixiの日記コメント上で質問をいただきました。

ひと言おせっかいを言わせてくださいね。
イタヅカさんの熱心さはわかりますが、日本のメディアは偏っているので報道だけ信じてはいけないと思いますよ。
ウィグル族問題に関して本当に公平な報道がなされているのだろうか。

話は飛躍しますが、日本では夏になると「ノーモア広島」で、戦争反対の風潮が一気に高まりますが、アメリカが軍備をやってくれているから日本は汚いことに手を出さずにすんでいて、ひたすら戦争反対だけを唱えていればいいように躍らされています。(日本が軍備に走ったらアメリカも大変だからね。)

イタヅカさんはウィグル族のことをどれくらい知っているのですか?


今日はこれについて答えながら、今僕が情報を流している理由についても書きたいと思っています。

先に補足させていただくと、前回の日記での引用文はメディアによる語りではなく、カーディル女史の発言のTwitterによる中継です。
ノートパソコンを会議室に運んで聞いたことを聞いた瞬間にインターネットで流している文章です。一度やってみるとわかると思うのですが、この作業で編集をかけることは非常に難しく、うまく編集がかかっていたとしたら会見そのものの構成が非常に編集されていたということができます。正直報道は信じていないのですが。

ウイグルについて私が知っていること

ウイグルについて私が知っていることはそんなにありません。
日本語で手に入る資料で言うと、

ウイグルの基礎情報として


中国がウイグル人の人権を考えていない証拠として、新疆で行われた核実験の記事



もちろんテロリズムが必ずしも宗教的なものではない根拠として
テロリズム

対テロ戦争とされた私の支持できない戦争でグアンタナモに収容されたウイグル人をめぐる記事



今回のウルムチの事件のきっかけとなった広東省の工場でおきたウイグル人撲殺事件の映像


http://www.youtube.com/watch?v=YEko0KL2Jc4

ちなみに、経済特区のWikipediaの項を見ていただけるとわかるとおり、

経済特区への一般の中国人の出入りは許可制となっております。ウイグル族が経済特区に連れて来られた理由は人件費の安く扱える構造があったからだという証言があります。


ラビア・カーディル女史については
  • Wikipediaのラビア・カーディル女史の項


  • 上のを読めばわかるとおり、ラビア・カーディル女史は坂本竜馬2回分の人生をその身で体験されています。

    かつては中国で十本の指に入る富豪だった彼女が、自分たちの民族の人権運動をおこなうことで迫害を受け、そしてご家族と共に監獄に入れられたということ。
    アメリカの政治力で彼女のみが亡命し、中国に従うのではなく、あくまでウイグルの自治を求める運動によってご家族を救いだそうとしていること。
    そして彼女自身が女性であること。

    経済的な面では坂本竜馬よりも数段上のそのうえで、今、政治のうえでの活動。
    その上、坂本竜馬にはなしえない、母としての仕事もしているのです。
    ぶれない人というのは彼女のような人を言うのだと思います。

    ウルムチの事件とラビア・カーディル女史の関係について中国が発表していることについて、中国国際放送局による翻訳が出ています。
    7・5暴力事件とラビア氏(動画)

    7月6日、世界ウイグル会議のセイティ・トムトルク副議長は国内の東トルキスタン勢力と連絡を取り、「今回の事件は大騒動となり、漢族に多数の死者が出たことに、ラビア・カーディル氏は非常に満足している。漢族の写真を処理して、ウイグル族に見えるようにすれば、死者はウイグル族だと言うことができる。国内外のウイグル族を引き続き煽動して、事件の国際的な影響力を拡大し、中国政府の面子をつぶさなければならない」と伝えたということです。


    ご存じとは思いますが、政府に担保された情報が確実ではありません。
    第二次世界大戦中に、旧ソ連軍がポーランド人を虐殺したカティンの森事件の真相は、冷戦終結まで明らかにされませんでした。
    カティンの森と同じように、ウイグルで何が起きたかがわかるのは、中華人民共和国が今の体制である限り、私たちが死んだあとになるかもしれません。

    手元にある情報のすべてにに信頼を置けない以上、自分たちが今何を信じ、どんな行動をとるかを言うことが大事だと思います。本当に中華人民共和国政府の報道が正しいのかもしれないですが、私はカーディル女史にを信じるという方向でいきたいと思います。

    日本の、アメリカのというお話をされる以前に、Ayameさんが人間としてこの事件をどう思われるを伺いたいのです。私はあなたがそれを日本の再軍備の蔭に隠れてお話しするということが若干信じられません。地政学的な話は重要かもしれませんが、カーディル女史のやりたいことと直接は関係ないことだと私は思っています。



    Twitterに乗って動き回る理由

    7月5日の事件についての死者人数は
    日本での報道は今日までに

    2人→200人(新華社)→1万以上?(カーディル女史)


    という風に膨れ上がりました。そして犠牲者の人数を確認する作業の中で、Twitterををはじめとしたインターネットによる情報の伝播がありました。例えば

    2人(新華社)→戦車で19人が引かれる(日本ウイグル会議)→200人(新華社)→1万以上?(カーディル女史)


    のように、間に一つ情報が挟まることで、中国政府の報道に対する疑いを作ることができたと思っています。
    (私自身200人は嘘だと思っていましたが、正直1万という人数が出ることは想像外だったので、そこは行動力がなかったと思わざるを得ません)

    7月6日の日本時間の4時頃から中国国内ではネット環境が使えなくなったということでも、中国が情報の統制をかけようとしたことがうかがえます。




    Twitterを含むインターネット環境がなければこの事件が闇ないし、ウイグル人コミュニティの中だけで広まった可能性は少なくありません。

    ウイグル人コミュニティの中だけで広まり、ウイグル人が過激化したときが一番ひどかったと思っています。
    中国は私達に中国政府の行為が伝わらないことをいいことに、ウイグル人をテロリストのレッテルを張り迫害したでしょう。現実に9.11テロの後から中国はウイグル人の自治を求める勢力に対してテロリストのレッテルを貼っています。何人かはグアンタナモに収容されました。

    tsudaさんの話ではないのですが、モバイルと世界的な普及とTwitterの躍進により、大衆が情報発信者として動けるようになってからジャーナリズムを担う人と情報の価値は変わったと思うのです。

    口コミをもとにした情報伝播は変わらないのですが、口コミによって届く距離が非常に大きくなったのです。そして口コミと、新聞などのマスメディアが同じ土俵で語ることが出来るのです。

    この自分が興味を持つもので本当に起きている出来事は

    本田靖春さんや森達也さんのような、少数の行動力のある方が粘り強く動き回ることで真実を勝ち取るをつかみとるというやり方だけでは無くなったと思っています。

    多くの人が自分の持っている情報の価値を知らずに情報を発信すると思われる、Twitter時代の真実への近づき方は、

    • 自分が本当だと思うことをかたること。

    • 人の意見を聞き、いったん自分の中に落とし込む態度を持つこと。

    • 自分の意見を疑うこと。間違いを認め、謝罪と訂正を恐れないこと。

    • 一人ひとりの中で自分の信じることを共有すること


    だと思っています。確実に起きたことの一つ一つは人のフィルターを持って解釈されていて、手元に入る情報の数はメディアの客観性という言葉を疑うことができる量だとおもっています。

    Twitter時代に入り、この地球で生きる人間の情報を得る際の感性を「確実な情報を受け取る」から、「情報を求めて発言する」へと変えていく必要があると思っています。おそらく「情報を求めて発言する」ということは上司への質問といった形でいままでも行ってきたとおもいます。

    意識が変わるまで時間はかかると思います。その中で私が間違った情報を信じて流し、嘘をついたと批判されるときがきます。
    そしてその時は私は謝らないときもでます。
    黙殺されるようになるかもしれません。ウイグルとは関係ないのですが、現に私を黙殺しようとしている方もいます。
    それでも、自分が発言し続けることがほんとうにおきたできごとにつながると信じています。



    現在私がどれほど遠くへカーディルさんの講演をを飛ばせたか

    カーディル女史の会見内容を、私自身の日記よりも遠くへ飛ばしてくださったマイミク(444人)は一人もいません。黙認を賛成とAyameさんが捉える場合、Ayameさんの考え方に賛成多数です。私が少しでも自分の意見を伝えられる可能性は0.2%程度なのでぜひ安心して意見をお聞かせください。

    飛ばしてくださっていない方を親しい順、そしてこの方々と疎遠になった際、私自身に大きな損害となると考えている順に紹介しようと思ったのですが、私のマイミクリストを見ていただければいいと思うのでやめておきます。
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    タグ : ウイグル Twitter 情報

世界ウイグル会議のカーディう女史の会見を日本中に、世界中に伝えてください。 

2009.07.30 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

世界ウイグル会議のカーディル女史が今月初めに中国新疆ウイグル自治区で起きた事件の真相について国際社会による調査が必要だと訴えていらっしゃいます。

Wikiによるとカーディル女史はウイグルで経済成長を収めた後、その財産をウイグル人の人権保護のために用い、逮捕され、亡命された方です。


佐々木正明さんが世界ウイグル会議のカーディル女史の会見をTwitterで中継してくださっています。

その上、イザ!の佐々木正明さんのページで発言のまとめをされています。

izasasakimaさんのTwitterとあわせてご覧ください。

そしてできたらリンクをみんなではって、カーディル女史の発言を伝えてほしいのです。

Twitterは、上に行くにしたがって新しい記事になるため、ページの一番下の「もっと読む」ボタンを押していただくと前の時間の発言を読むことができます。

カーディル女史はご家族を何年もの間監獄に入れられた上で、ウイグルの自治(独立ではない)を求める活動をされています。彼女が発言し続けることは彼女にとって家族を助けるための唯一の手段に近いものです。

そして、その真摯さは私たちにできることを考えさせてくれます。新聞記事よりもまとまっていない中継のほうが臨場感があって、自分のものとして事件を考えさせてくれます。




たとえば第二次世界大戦やスーダンで行われた虐殺に近い話も出ています。

私たちの情報では、無差別発砲が電気のない状態で行われた。一部の映像が流されています。まっくらな環境の中で、機関銃がなりっぱなしです。無差別発砲は4,5時間続きました。現場からウイグル人が消えました。次の朝には、きれいにかたづけられていました。

中国側の発表はいっさい信じていない。私たちの情報は、ウルムチから1万人以上の人たちが消えている。拘束されたのなら、どこにいるのか?ちゃんと明らかにしてほしい。中国政府は何も言ってくれないのです

中国が言っている死者の数は、誰1人ウイグル人は信じません。都合の良い情報だけを流している。死亡した人は、中国が言っている200人よりも何倍も多いのです。

ウルムチ市で競馬場があるのですが、ここに1000世帯のウイグル人が住んでいた。26日に掴んだ情報では、この地域はいま、10歳以上の男のウイグル人は誰もいないのです。ここにいけばわかるのです。





アイヌ語を消したり、太平洋戦争中に強制的な動因を中国や朝鮮にかけた日本のような話も中国の中から出てきます。

国際社会はわたしたちがやっている平和的なデモを決して見捨てないと思ったのです。だから、死を覚悟で彼らはデモに参加した。昔だと、ウイグル人の学校がありましたが、名目上の合併で、ウイグル語学校を廃止している。これは民族浄化を狙っているのです。


9.11以降の世界情勢で偽情報から被害を受けたという話も出てきます

欧米諸国にたいしては、彼らはテロリストだといってきた。それを悪用して、中国政府は弾圧を強化した。

今度は、世界ウイグル会議について、中国はテロリストだと呼んでいる。一生懸命悪者にしている。ウイグルの現状を世界にアピールしようとやっているからです。中国は現実を知らされるのはこわいからです。そんな現状があります。

アメリカ政府はとても冷たい。不思議で、失望感を感じています。中国は世界的な不況を利用して、外交を展開して、ウイグル人の弾圧をやっている。ただ、アメリカ政府はこのまま黙っているとは思えない





人民日報の記者に対しての回答は圧巻です。

人民日報の記者
7月5日の事件は臨場感がありますね。まるで現地にいるような感じですね。そういった情報はどうやってつかんでいるのですか?ウイグル自治区の生活の平和はなくなると訴えていますが、ラビアさんも一時はビジネスに成功されましたね。どう説明するのですか?
ウイグル人の平和な生活はなくなっているとラビアさんはいいましたが、ラビアさんはビジネスで成功されましたね。食い違いがあるのではないですか?


カーディル女史:
まず、この場で第一に言い争いはしたくありません。というのは、新華社は宣伝機関ですから、言い争いはしたくありません。7月5日に、世界各国のウイグル人が現場から情報を引き出しています。世界中のウイグル人の目が現場にそそがれました。

世界各国のウイグル人が電話で、現場の親戚から伝えられたのです。それから、現地が暗くなってから、市内の電気が消されて、無差別発砲が行われた。アメリカウイグル協会に、映像があります。真っ暗な状況で機関銃の音が鳴り響いたいたのは確認できます

6日、7日のことはBBCを含めて、国際的な報道機関が伝えていました。もう一つは事件当日に、現場にいて、その後にここ数日間のうちに出てきたカザフ、キルギスの商人たちが、ラジオフリーアジアに、自分の目で生の証言を伝えています。

私たちの聞いている証言をそのまま言えば、もっと悲惨な状況です。情報の裏をとったら、ちゃんと見せてあげますよ。


ここまでがたぶんテロの情報について。そしてここからがウイグルの現状。

カーディル女史:
私も当時、中国共産党のいうことをおとなしく聞いていたら、自治区の主席の地位まであがっていたかもしれません。当時は自由に経済活動を行って、金持ちになることは共産党は許していました。

ウイグル人の経済活動がうばわれていることは、アンタ(★通訳のママ)も知っているはずです。私も確かにお金を作ったのですが、民族のために当てました。そのことによって、ウイグル人の間で私の存在感が強まったのです

そのときに、一般の人々の中で、存在感が強まったことを共産党が気付いたのです。共産党は私を取り込もうとしたのです。私を政治の世界に呼んだのです。私は、当局の法律を守っていた。当時は、共産党を信じていた。できれば、この問題をなんとかしれくれると思っていた

本物の自治権を与えてくれると信じていました。一般の人間として、中央政府とウイグル人の間にやるべきことはすべてやりました。97年に虐殺が起きました。軍に発砲させて、数多くのウイグル人がいまでも行方不明のままです。そのときも反乱だとレッテルをはりました

国際社会にその虐殺のことを知らせようとしたから、私は監獄に行きました。87年までは、東トルキスタンで子どもが行う売春とか窃盗とかはなかったのです。そこから、状況が一変して、中国の内陸で、ウイグルの子どもたちが生きるために、犯罪に巻き込まれています

私たちの状況はそこまで深刻になったのです。いま、ウルムチにいってみてみてください。20年前には考えられなかったのですが、売春をする店はどこにでもあります。私たちの宗教は絶対にこういうことはゆるしません。

できることならね、一つの宣伝機関の人間ではなく、独立した報道陣として、ウイグルをまわって、本物の取材をして、どうなっているかを一冊の本にまとめてほしい。なぜ、弾圧をしなくてはいけないのか、共産党に聞いてください

なぜ、一方的に守ってきた町並みをこわすのか、何が悪かったのか、共産党政権に聞いてください。


町並みはカシュガルのことだといわれています。


これら、私が適当に引いた発言は一部でしかありません。

どうか、イザ!の佐々木正明さんのページでの発言のまとめと、izasasakimaさんのTwitterを見てください。

よろしくお願いします

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タグ : カーディル ウイグル 人権

高知県で詩のボクシングを見た。自分がまったく活動していないことを知った。 

2009.07.28 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

偶然に偶然が重なって、詩のボクシング高知県で見てきました。
そして、地方都市でももっと都内に負けない朗読会を行なってほしいと思いました。

7月26日に書くワークショップを高知高知市で行ないました。呼んでくださったカイノナマエのみなさんにはいくら感謝しても足りないほどです。ありがとうございました。

前日の25日に詩のボクシング高知県大会の予選会が行なわれるということを伺って、観覧することができました。あまりにはしゃぎすぎてご迷惑までおかけして実行委員の方々には申し訳ない思いでいっぱいになりました。

始めてみる「詩のボクシング」は中学生から50代までの広い参加者を集めていました。
飛び入りを含めて予約で18人の朗読する方とそれを上回る観客がいらっしゃいました。
都内の朗読会でも見ることが難しい人数構成には、さすが10年続いているイベントで、NHKでも放映されるイベントの強みを感じました。

滞りなく進行させる主催された詩のボクシング高知県大会実行委員の方と高知県立文学館のかたがたにに対し強い敬意をおぼえました。ありがとうございました。



今回印象に残ったパフォーマー

今回のイベント一番印象に残ったのは、くらさかさん。
父親とのコミュニケーションを語ったパフォーマンスでした。

父親が歌うナツメロで育った主人公がある日、父親の書いた紙を見つけます。
そこに書かれていたのは主人公の弟の好きなGReeeeNの曲の歌詞。
主人公はその歌詞の間違えているところを直してやる。父親がGReeeeNの曲を間違いながらうたっている
という内容のテクストは、そのオーバーすぎない演技とともに父親への愛情が伝わってくるものでした。

くらさかさんは終わった後でテレビでも紹介されたそう。
ぜひ東京で、猫道さんに紹介したいと思いました。

この日会場にいらしていた詩のボクシングの発起人、楠かつのりさんのブログの紹介文では徳島県で行なわれた国民文化祭で上位に入られたそう。


個人的に一番いいパフォーマンスは岩村さん。
おじいちゃんの葬儀を扱ったもの。葬儀ネタで不覚にも笑ってしまいました。
細木さんという葬儀屋さんがおじいさんの固い骨を砕くために木槌から金槌、果てにはドリルまで持ち出して観客を笑いに引き込むさまは、とても手馴れたものでした。おばあちゃんが会場にいらしていて、おばあちゃん的に優勝なのだから当然優勝だと私は思いました。
さまざまな事情で決勝大会へ駒を進めることができなかったことは残念でした。


テクストでもっといいのがあるだろうなと思ったのは、なかちゃんさん。家庭に適応した自分というのを、悪い予感と重ね合わせて語る詩は女性詩の伝統を踏まえてとてもいいテクストだと思いました。

ほかにも授業形式で詩を作るのみちさんや、朗々とした北村守道さんの歌声、サイコポムプさんのカップラーメンを持ち上げる様など、昼から見ても活気のある朗読会でした。

一番前の観客席で写真を取りつつノリノリで見ていたところ、楠さんからも出てみたらどうかといわれたので、てっきり私も出れるかと思ったのですが、微妙な出場規則のニュアンスによって制止され、出場できませんでした。東京の恥を見せれず残念でした。



詩のボクシング以外の舞台があったらもっといいのだけど

詩のボクシングには出場できなかったのですが、一番最後にイベントの宣伝をさせていただきました。

実はうまく自分のイベントなどそっちのけで、ひたすら思ったことだけ述べさせていただきました。

高知でも(もちろん他の地方でも)「詩のボクシング」だけでない活動をしてほしい、朗読会をしてほしい、絶対に楽しい、と明言させていただきました。はじめから言うつもりでした。

過去に「詩のボクシング」の商標登録の表示に関して楠さんを批判した経緯があり、彼の目の前でこの発言をしたことで危険性を感じられた方もいらしたと思います。(現にいらしたようです)

でも、詩のボクシング高知大会実行委員会の方々がきちんと仕事をされているからこそ、別の軸のイベントがほしいと思ったのです。理由は二つあります。

本当に楽しいからやってほしいということがひとつです。自分がイベントをやることによってできる人脈は必ずしも自分が今もっている人脈と同じものではないからです。若いうちからイベントをやることはとてもすごい社会勉強になると私は今年初めて自分のイベントを持って感じています。

もうひとつは詩の書き手に対する悲しみから出てきたものでした。今まで「詩のボクシング」以外の全国的な媒体が地方を見たことはあったのでしょうか。たとえば松本零士を長崎から連れ出したかのような流れというのはどれくらいあったのでしょうか。

今回、「詩のボクシング」を見ながら私はずっと今まで詩の雑誌が地方の詩の書き手に、何か機会をつくってこれたかということを考えざるを得ませんでした。

「詩のボクシング」以外にどうやって高知の方は詩の評価を全国的に受けれるのでしょうか。

国民文化祭と県庁所在地以外では数えるほどしか売られていない(場所によっては売ってない)詩の雑誌ぐらいなのです。そして雑誌で行なっている詩誌合評は雑誌を読めないとどうやっても読むことはできないのです。「現代詩手帖」も「びーぐる」も「詩と思想」も。

詩の書き手は行動せず、詩のボクシングは曲がりなりにも行動してきたのだなということを感じるにつけ、何冊もの詩誌の書評を書いていない自分にも、そして文学講座を行ないにくい世界にもやるせなさを感じて発言させていただきました。

いいものを見ました。実行委員会の方々、ありがとうございました。

イベントについては楠かつのりさんのブログで出演された方々のプロフィールを交えた紹介がされています。

また、詩のボクシング高知大会実行委員会ブログでも入賞者の氏名や会場の写真がご覧になれます。


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タグ : 詩のボクシング 高知

7月18日、書くワークショップレポート 

2009.07.23 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

7月18日に行った書くワークショップでは、みなさんの発想のおかげでワークショップができました。
ありがとうございました。
この日の参加者は7人。初めて参加された方が5名で、しかもいつも私の足りない箇所を補ってくれる白糸雅樹さんが風邪で声を出せないという大変な状態で行ったワークショップでした。
みなさんありがとうございました。




書くワークショップは、創作のワークショップです。
参加されたみなさんと一緒にに文章でお話やを創っています。

このワークショップの一味ちがうところは、参加していただく方に、創作のタネになるモノに触れていただいているところです。


この日は「さわる」ことをテーマにして皆さんに作品をつくっていただきました。
説明に用いたマインドマップです。
7月18日 書くワークショップ


皆さんに、会議室と、会議室の近くにある天沼八幡神社などを歩いていただき、物を観察していただきました。
その際に、「さわって感じたこと」を元にメモを取っていただきました。
そして、そのメモを用いて作品をみんなでつくりました。

ここではあおい満月さんが取ってきてくださったメモを元にできた作品たちを紹介します



一番初めのメモはこちらです。
このメモが、何に触れてつくられたものかは、この時点ではみんな知りません。
何からできたメモか、想像しながらお楽しみください。


ゆうしてっせんにからみつく
名もない吐息
空も街もすべてのみこんで
うつむきがおでみつめている
せめてものやさしさが体温
過保護な愛の下で
わたしたちは
息もできない
出口のないトンネルの中に
とじこめられたふたり
                      あおい満月

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タグ : 書くワークショップ

ビジネスマンのための論語と旧約聖書の基礎知識を学びました 

2009.07.21 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

スーパーサラリーマン、みさ吉さん主催の「山の手の会」に伺いました。

この日の勉強会は「旧約聖書」と「論語」
東西の宗教と道徳を規定した書物をビジネスマンが自己啓発に役立てるために読むという勉強会です。

もっとも、この日は100人はいる会議室がいっぱいになるほどの盛況。
中身について詳しく触れるというよりも、「論語」や「旧約聖書」に書かれていることを受け取り、自分の中に消化するための前提となる歴史の話をしていただきました。

リーダーに成る!会(仮)を主催されているビジネスブレークスルー大学院大学の古尾谷さんが論語について、そしてビジネスに効く「旧約聖書」を主催されている、山陸さんに旧約聖書についてお話してくださいました。

ビジネスに効く「旧約聖書」は、日経アソシエの7月21日号で紹介された勉強会です。



実践的な学問だった「論語」

古尾谷さんの論語のお話は、論語の情報を自分で整理するための「論語脳」をセットアップするというテーマでした。
主に、今現在に生きる儒教や論語の書かれた時代、そして論語の受容について話してくださいました。

話の内容はマインドマップをご覧ください。
送信者 Mindmap

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アタオル・ベフラモールさんの詩に再会する 

2009.07.18 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

恋愛は二人のためである

風の方向は変わる
変わる、不図、木の葉
道に迷う、船は、海で
無意味に港を探す、
誰か見知らぬ他人の微笑みが
恋人をあなたから盗み取っていく、
心に溜る毒は
ただ自らをだけ殺せるのであり、
死である独りで経験できることは
恋愛は二人のためである。

想い出一つも残らない
夜を徹して愛し合った日々の、
何千年も遠くにある
何千回も触れた肌、
あなたが書きえたはずの詩は
すでに書きつくされており、
死である独りで経験できることは、
恋愛は二人のためである。

慰めにはならない
よく覚えている歌はもう、
悲しみが鎖から放たれ
川は逆さまに流れ出す、
剣のように抜いても、愛を
それは自らを殺すしかできない、
恋のあまえんぼうの鳥は
すでに去って行ったのであり、
死である独りで経験できることは、
恋愛は二人のためである。

あなたは失われたメロディーに過ぎない
歌いつくされ、廃れて、置いていかれた、
夢の中で一人の少年が涙を流す
夜が窓ガラスにべたつくときに、
何故ならどの蝶々も
恋を独りで生きることがないから、
愛するとき、どの虫も
どの鳥も独りではないのであり、
死である独りで経験できることは、
恋愛は二人のためである。


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タグ : アタオル ベフラモール

心が運動している詩集 藤井わらび『むらさきの海』 

2009.07.17 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

むらさきの海 藤井わらびむらさきの海
(2007/10/31)
藤井わらび

商品詳細を見る



「心で書かれた詩」という言葉を話すとき、藤井わらびさんの『むらさきの海』を外
すことはできません。

外すことのできない理由は、連動していることです。
連動しているのは、彼女の考えていることと、彼女の見えているもの。そして彼女の言葉の三つです。
詩を書き続けるということは、常にこの三つが連動してあたらしい何かを作っているのだと思います。
でも、『むらさきの海』ではその運動がひとつの詩集の中で深まっていく流れが楽しめます。

私が好きな詩は二編目の『私を支える大地』。

私を支える大地

人の温かさを受け入れられなくなっているときは
もう自分ではないでしょう
ただ振り返りアラ探しばかりはじめた
それはもう過去の自分でしょう?
緑が噴き出るこの大地に
「幸せ」が求められないはずがないでしょう
夢を差し出してくれる生命たちに
「果て」などないでしょう?

自分が信じたこの道を歩いてゆけばいいのだよ
と踏みしめた一粒一粒が教えてくれる
小さな目線が私の足を支える
ひとりで歩いているなんて傲慢でしょう?
あなたがたがいつもいる
その限り私は歩いてゆけるでしょう



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タグ : 藤井わらび むらさきの海

東京ポエケットお疲れ様でした 

2009.07.16 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

日本で唯一といっていい、詩専門の同人誌即売会、ポエケットに行きました。

今回は気づいたら委託本で机の上がこのとおり、たくさんの本で埋まりました。

送信者 ポエケット



奥主榮さんの『日本はいま戦争をしている (現代詩の新鋭)

白糸雅樹さんの『ゆらぎ』

私やカワグチタケシさんの詩を英訳していただいた、芦田みのりさんのプロジェクト『TOY BOX』。

芦田みのりさんとかとうゆかさんの日本語でのプロジェクト『おもちゃ箱』


現代詩手帳の詩誌合評をやっていらっしゃる、渡辺玄英さんから託された、
二沓ようこさん主催の『耳空』と
浦歌無子さんの個人誌『水字貝』

書くワークショップの冊子『Imaginia Vol2』。
そして冗談で持っていった(けど原価が高い)書くワークショップのマインドマップ




お隣がセクシーコスプレで登場した短歌ユニットivory一〇〇〇番出版

目の前にいるのが六本木詩人会

という状況で楽しんでいました。
午後1時半から7時半までというとても長いイベントなのに、気づくとほとんど誰とも話せずに終ったけれど、
一番うれしかったのは藤井わらびさんに会えたこと!
絶対に奈良に行かないと会えないとおもったから、あえてうれしかったです。


他にも、このブログで取り上げた南原魚人さん、松本タタさんにあえた事や、新井高子さんのブースで、トルコの代表的な反体制詩人アタオル・ベフラモールの詩集と再会できたことでした。

正直挨拶すらできない大変な体調だったのですが、
楽しく過ごせました。ありがとうございました

次は土曜日に行う書くワークショップです。
(日記の右側から見ることができますお待ちしております。

買った本は時間をみつけつつ、がんばって紹介したいと思います。

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タグ : ポエケット

戦争がどこでも悲惨だということを教わる 

2009.07.09 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

コソボの少年コソボの少年
(2000/09)
長倉 洋海

商品詳細を見る


写真を見るまで、戦争というものはヨーロッパから遠いところにあるのだと思っていました。失礼なことですが。

『コソボの少年』はコソボに住む子供たちを中心に撮影した写真集です。

撮影当時コソボ自治州と呼ばれていたこの地域は、2008年にセルビア共和国から独立を宣言し、コソボ共和国となっています。
(もっとも、国際的な承認を得られてはいないのですが)

住民の大半がアルバニア人のコソボは、セルビアとアルバニアの双方にとって聖地でした。
アルバニア人にとっては19世紀にアルバニアの独立運動が始まった土地として大切な場所でした。
そして、セルビア人にとっては12世紀にセルビア王国が建国された地であり、同時にセルビア人がオスマン・トルコに敗れた戦場です。

コソボでは、1990年代の旧ユーゴの民族紛争の中で大きな犠牲者を出しています。

1999年にはコソボを守るという名目で、NATOによる大規模な空爆がセルビアに向けて行われています。

>> コソボ共和国

1999年に撮影の場所としてコソボを選んだ長倉洋海さんは20代からアフリカ、中東、中南米などの世界の紛争地を訪れています。




シュケルゼン少年と、妹のセブダイエの生活を中心に農村の生活を撮影した写真集です。
シュケルゼンは「きらめき」、セブダイエは「幸福」という意味の名前です。
二人の家族は総勢で19人。3世代総勢33名。

1999年の紛争の間はセルビア治安部隊の虐殺を恐れて山に身をひそめていたといいます。
帰ってきたとき家は破壊されていました。

ガレキを片付ける写真もありながら、『コソボの少年』で目に付くのは子供達の活発さです。

つまれているわらの山から飛び降りるセブダイエを見ると、少女の身長をよりも大きな山に大丈夫かなと心配になってしまいます。

牛の飼い葉を取り出すシュケルゼンをみると、はいているジーパンに描かれたミッキーマウスの汚れに目が行きます。

ガレキとなったペチの街で、子供達が家の瓦礫を片付けながらキュウリを食べる写真は白黒ということもあって、終戦時の日本を思わせて思わず息を呑みます。

傾いた机で勉強をする子供たち。

戦争の中でも子供が生きているのだと改めて学ばせてくれる写真集です。

それと同時に、戦争というものはあらゆる人の生活を苦しくするのだと思い知らせてくれます。

コソボ紛争についての説明や撮影したこどもたちの通う学校を取材した際のレポートなども一緒になっていて、一冊でコソボ紛争を学ぶにも適しています。



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タグ : コソボ 戦争 写真集

ウルムチの報道を見て、僕らが「事実」に近づくために必要なことを改めて考えた 

2009.07.07 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

朝からウルムチのことが気になってまったく仕事が手につきませんでした。

一日中Twitterで情報を追い続け、日本語と英語の新聞を役員の目の前で読み続けた。
多分おしかりで済んだら運がいいほうだろうけど、僕は次のやることを考える時期だとも思いました。。

新華社が本日の午後発表した情報では、7月5日に新疆ウイグル自治区のウルムチ市で、デモに集まったウイグル人に対し治安部隊が発砲、現時点でとりあえず114人が死亡、800人以上が怪我を負ったことになっています。
(死者の人種は示されていません)

朝の時点では3人が死亡した、ということになっていたニュースでした。
Twitterで情報が広まっていき、

僕が朝見たときは3人だった死者が、日本ウイグル協会からの情報で「17人が戦車でひき殺された」になり、
>> 日々是チナヲチ。

日本ウイグル協会のイルハムさんが翻訳した声明によると60人以上が殺され、100名以上が負傷となり、

>> 世界ウイグル会議「東トルキスタンで発生した虐殺事件に関する声明」

午後になってようやく死者が100人を越えました。



日本の報道機関は午後7時に15秒ほど放送したようです(わたしは見ていません)

読売新聞などのように新華社、つまり中華人民共和国政府の側に立った報道をそのまま流している状態です。

読売新聞が、2009年7月6日22時09分に報道した、おそらく新華社の記事をそのまま訳した報道の中では、

警察に包囲された。暴動が広がる懸念もある。今年10月に建国60周年を迎える中国の胡錦濤・共産党政権は、社会の安定を守ろうと懸命だが、それを揺るがす事態となった。


漢族の男性(35)は本紙の取材に「ウイグル族の連中は歩道に倒れた男性を集団でけり、のどを踏みつけた」と顔を引きつらせた。


となっています。

日々是チナヲチ。のインタビュー内容とは真っ向から対立しています。

 ――香港の新聞によると、最初ウイグル人がデモをしていたところに、漢族つまり中国人のグループと衝突して喧嘩になって、そこに警察が出てきたという形なんですけれども?

「そういう話は一切ないです」

 ――そうすると、ウイグル人が抗議活動をしているところに警官隊が出てきた、ということでしょうか?




今現在、中国全土で百度を含め、インターネットの回線は切断された状態になっています。
Herdict.orgというサイトでは、95%程度のTwitterへのトラフィックが使えない状態だそうです。

午後9時からカシュガルでもデモが行われる予定だったようですが、事の成否はもとより、人々の安否はわかりません。

本日の午後4時時点でまとめの記事を、mongoloiderさんが出してくださったので読んでください。
>> ウルムチ事変私的まとめ

Twitterでは、以下のタグでニュース記事などの投稿が行われています。

#urumqi
#Xinjiang




かつて、新疆ウイグル自治区は核実験場として使われ数多くのウイグル族が放射能による被害で苦しんでいました。

>> 中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計

今回の事件の原因は日本ウイグル協会の声明によると、ウイグル人を沿岸部の工場へ労働力として強制連行した結果だそう。

2003年より中国政府は、東トルキスタンのウイグル人の若者数十万人を、中国の沿岸部の工場などへ強制的に連行している。貧しい農村部の若者に仕事を斡旋するとの名目ではあるが、実態は安価な労働力として奴隷のように酷使されており、さらに女性であれば売春を強要されているのである。強制連行されたウイグル人達は、政府機関や一般の漢人らによって差別され政治的に脅迫され、収容所の囚人のように厳重な監視下に置かれているのである。

>> 広東省韶関市でウイグル族と漢人との間で発生した悲惨な事件に対する声明

となっています。戦時中に日本が中国人を労働力として三井炭鉱に連行したり、観光ビザでいろんな人を連れ込んでいるのと同じパターンです。

>> 「中国人強制連行、強制労働事件福岡訴訟」判決より


天安門で学生を轢くことをためらった戦車も異民族の国では関係ありませんでした。
なにせ核実験をしていたくらいですから。




今日一日必要だと思うことをずっとTwitterに投稿し続けました。
本当の情報かどうかチェックしないまま書き続けました。
人の投稿をコピーして投稿もしました。

そしてなんとなくインターネットで生き抜くに当たって判ったことがあります。

とにかく自分をアンテナとして発振させることでしかないということでした。

とにかく自分が本当だと信じる情報を発信することが重要

事実の間違いは誰かがつっこんでくれる

起きた事実に間違えがあったら謝れ。間違えてないなら謝るな

ということでした。

今書いた「事実」というのは「報道」されていることを意味しません。しいて言えば、死者や金額などの「数字」と、「現場にいた方の証言」といった一次情報です。
「報道」は結局のところ編集された「数字」や「証言」でしかないのです。僕は改めてこのことを心に誓おうと思いました。

Twitterと政治を考えるワークショップでも事実の確認の話が出ました。

Twitterは参加する人がすでに多すぎて、事実を確認している間に事態が進みます。
それでも報道されていることが事実かどうか確認することはジャーナリストの役割として重要だ、というお話だったと記憶しています。

ジャーナリストは情報収集力の全てを使ってその出来事の数字と証言を手に入れること。

そしてこれはそのまま私のような詩の書き手のやるべきことにも突き刺さることだと思いました。

詩人はその力の全てをつかってそこで話されている言葉の流れを掴み取ること。

たとえば、原爆詩集昨日の世界のように。

でも、正直、今ジャーナリストの役割と書いた情報の確認も、これは本来私たちでもできることではないでしょうか。

たとえば、ジャーナリストやノンフィクションライターによる事実確認というのは必ずしもすぐに確認できることがあげられます。

たとえば、『A [DVD]』のように長い時間をかけて撮影し、編集をしてまとまった事実もあります。



同じように、ナチスドイツがワイマール憲法下で成立した事実のように、または今まで数々のおろかな決断が民主的に下されたように、報道がきちんと動いていてもその結果が恐るべきものになったときもあります。

ジャーナリストも詩人も小説家も太平洋戦争で日本軍に加担し、そして戦争が終った瞬間に反戦を表に言い出したということもあります。

一番いいことは、自分の手で情報を得て自分の手で判断することだと思うのです。

このとき、たくさんのノイズの中から事実を集めるためには、本当のことを話せる空気を作り出すことが重要になるのだと思います。

私たちがきちんと話を聞くこと。
私たちがきちんと言いたいことを話すこと。
私たちが嘘をつかないこと。

この三つは、私たちがより自分達で判断可能な事実に迫るために今いっそう必要になっていることなのではないでしょうか。

そして、Twitterは今のところ、事実に迫るためのツールとして非常に使えるものになっているのではないでしょうか。




今回すごいとおもったのは中国に留学されている日本画家のHongmeiさんのコメント

知ることは強いと思います。募金ができなくても、デモに参加できなくても、世界が見てるってのは、強い。チベットのひともそれだから根気づよく活動できてる。



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正義の味方っていうのはオダタマコみたいなのを言うんだと思う 

2009.07.05 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

送信者 アンコール渋谷 090704


好きなものを好きと言い切る人
嫌いなものを嫌いと言い切る人
口だけで伝えられずに
口と手で一緒に伝えてしまう人
抜けているところをそのまんまのこして
気づくと人のフォローをしてくれる人
戦え、と叫ぶとき
ミキサーの目盛りとと鼓膜の布を押し上げて
心にだけ励ましを突き刺す人
気分でやったことが必ずすべり
気持ちで行ったことが遠くへ届く人




送信者 アンコール渋谷 090704


オダタマコさんの歌は人を元気にできる歌だと思う。
その切実さが遠くへきちんと届く人だと思う。



送信者 アンコール渋谷 090704


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幸運だった被爆者と聞く意志のない質問者 

2009.07.04 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

初めて伺った被爆者の話は2つの意味で反省させられる出来事でした。
1つはわたし自身が被爆者を画一的に考えてしまっていたことでした。

もう1つは人の古傷を抉り出すことに長けた質問と、ご自身の政治的意見を質問の形で押し付ける質問があるということでした。

幡ヶ谷の36.5℃で行われた「灯篭の会」は平和を祈るイベントだと私は思っています。
昨年8月6日に広島で、昨年の12月にも幡ヶ谷で、今年の8月にも広島で行われるイベントです。

36.5℃は「灯篭の会」だけではなくすばらしい弾き語りのライブや、愛と平和と幸せの種をまくトウキョウ・ハッピーズというグループをされていて、すばらしいライブハウスです。

昨日、7月3日は広島で被爆されたIさんがいらっしゃいました。東京生まれの88歳。

徴兵され、将校として宇品にいらっしゃるときに被爆されたそうです。
宇品は爆心地から3km離れていて、彼は幸運なことにひどい怪我もなく生き延びることができました。(後遺症についてはもっと詳しく聞けずに残念なことをしました。)

幸運も複数ありました。
爆風で怪我をしなかったことも一つでした。
それ以上に幸運だったことは、爆心地への救護活動を行わずにすんだことでした。
市街地に長く残った放射能による二次被害を受けずにすんだのです。
火災の範囲の外にいたことも幸運の一つでした。

ここで、わたしが驚いたことは、被爆された方というのは皆『原爆の図』のような姿をしていると思っていた自分自身でした。
火傷の跡も見せず、また二次災害による黒い雨を浴びなかった被爆者がいらっしゃることで私には新鮮でした。


終戦直前に、ボートで逃亡する話を上官としていたという話や、8月15日に朝鮮人部隊がお祭り騒ぎをしていたというお話。

また、軍隊生活が終戦後の生活で役立ったことも印象的でした。
たとえば人脈。努力して将校になったIさんの周りは終戦後に興銀などの一流企業に就職された東大や一橋の学生ばかりだったということでした。軍隊生活についてはもっと掘り下げて聞けたらよかったなと思いました。

Iさんのお話しをマインドマップにまとめてみました。

送信者 灯篭の会@幡ヶ谷36.5℃

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タグ : 灯篭の会 被爆

映画『愛を読む人』の原作は自由について教えてくれる強いメッセージ 

2009.07.04 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

まずはご報告。
シゴタノ読書塾Vol.3で佐々木賞を受賞しました。
ありがとうございました。

読書塾で取り上げた本は『夜と霧』。
ホロコースト体験を下敷きにして書かれた心理学のエッセイで、どんな極限状態でも自分自身の行動を自分で選ぶことができるということを強く感じさせてくれる本でした。


この本に引き続いて、久しぶりに取り上げる本は『朗読者』。
映画『愛を読む人』の原作です。

朗読者 (新潮文庫)朗読者 (新潮文庫)
(2003/05)
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タグ : 夜と霧 朗読者 シュリンク

熱さを求めるやつらは竹原ピストルに撃ちぬかれてくれ! 

2009.07.02 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

あまりに熱すぎて言葉で伝えきれないので写真で許してください

送信者 素手喧嘩(ステゴロ)


送信者 素手喧嘩(ステゴロ)






竹原和生A.K.A.竹原ピストルのブログ

送信者 素手喧嘩(ステゴロ)




佐伯憲陽 午後5時決行の時

2009年6月21日 素手喧嘩(ステゴロ)番外編 スモーキンブギにて。

ニャンでもない日にはニャンでもない日には
(2009/05/20)
オムニバス前野健太

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タグ : 竹原ピストル 佐伯憲陽

プロの音楽の上で自由に遊べるイベント、開口一番 

2009.07.01 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

音の鳴るパフォーマンスの中で、開口一番は一番ゆったりできるイベントです。
手作りのイベントなのにクオリティの高さを2年間保ち続けています。

開口一番は偶数月の最終月曜に渋谷PLUGで行われている行われているオープンマイク。
オープンマイクというのは、参加者が自由にマイクを使えるというイベントの形式です。
詩の朗読やラップを中心に、ひとり芝居やお笑いなど幅広いアーティストが参加して5分間を使います。

開口一番の特徴は、音楽をつけてもらえること。
このイベントの主催者だったのがiTunesのHiphopチャートで一位をとっていた45 a.k.a. Swing-oさんだったこともあり、実力は折り紙つき。
(ProductionもOrigami Production)

質の高い音楽に支えられてリズムに乗ったときは自分が何倍も強くなれたように感じます。

今回はSwing-oさんはお休み。
healthy-tomのお二人が入っていていつもとはちがうグルーブで自分の舞台を楽しめました。

送信者 開口一番 090629




6月の開口一番のトップバッターはTSUYOSHIさん

彼はいつも最後のほうで読むのですが、今回は一番初めで、鋭く世の中の矛盾を突く作品。
マスメディアの流す情報に覆われている間も日本の借金が増えていったり、人が死んでいく現実に目を向けさせるよう、直接的に言う作品はまさにスポークンワーズ。



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タグ : 開口一番 レポート 朗読

Twitterと政治を考えるワークショップ(たぶんその1) 

2009.07.01 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

Twitterと政治を考えるワークショップでは、わたしたちの知らないところでどんどんインターネットというメディアが前に進んでいることを実感しました。
詩集云々、雑誌云々と言っている自分が恥ずかしくなるくらいに。

イランの選挙に対する抗議活動をきっかけにTwitterの注目度があがっています。

しかし、Twitterがマスメディアと拮抗するメディアとして活躍した例は前にもあります。
ハドソン川の航空機着陸の実況も一つの例です。オバマ大統領を動かしたのもFacebookでありTwitterでした。

日本でも、民主党の逢坂誠二さんが党首討論をTwitterで実況中継する試みを行われています。

この状況下で六本木で行われたトークショーは、日米イランにおけるTwitterの活用を紹介しつつ、これからの政治と市民のかかわりあいを考える興味深いイベントになりました。

もう一度書きます。
政治とTwitterを考えるのではなく、政治と市民のかかわり方を考える点で興味深い会になりました




この日のスピーカーは、三名。

ご自身のブログ、fumi's blog上でイランの抗議活動についてまとめた記事、Twitterとメディアを書かれた旅人の山崎富美さん

Twitter上での講演会の中継を広めた立役者、津田大介さん

そして、PerlもHTMLも自分でコーディングする衆議院議員橋本岳さんでした。
(リンクはそれぞれTwitterに貼っています)

そして参加者は87名。中には、かなりな有名人もいらしたそうです。

イダヅカマコトTwitterと政治を考えるためのワークショップ< /td>



以下では、私の断片的なレポートになります。
レポートを読まれるより、#twpoにて行われた実況をご覧になったほうが内容・雰囲気ともに理解しやすいと思います。
また、TechCrunch
でもレポートが書かれています。


話の範囲が広くかったためマインドマップでメモをとりました。
見ていただけると嬉しいです。
(今日の文章ではマインドマップに書いてあることはあまり書いてないのですが)

送信者 Twitterと政治を考えるためのワークショップ< /td>


送信者 Twitterと政治を考えるためのワークショップ< /td>


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