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柴田元幸さんと福岡伸一さんのトークライブ 

2009.05.13 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号
(2009/04/20)
柴田 元幸

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モンキービジネスの出版記念ということで、柴田元幸さんと、福岡伸一さんのトークライブに行きました。
川上未映子さんの芥川賞の受賞パーティーで初めて会ったというお二人。
いきなり『乳と卵』よりもその前の作品、『わたくし率イン歯ー、または世界』で芥川賞をとってほしかったという福岡さんの言葉を皮切りにした二人のトークは最後までどきどきさせられるものでした。



今回のマインドマップ

というわけで、トークライブのときはいつもマインドマップを書くので、こちらで掲示いたします。
お二人のサイン入りです(たぶんマインドマップにサインをされたのは二人とも始めてです)


monkey business vol.5 刊行記念トークショー 柴田正幸 福岡伸一



言葉の使われる場所

一番驚かされたことはお二人にとっての文学への価値の差でした。

翻訳者の柴田さんは「面白いツール」という表現で文学を表されていたのに対して、生物学者の福岡さんにとって彼自身が犯罪を走ることを押しとどめているのが文学だと話されるのです。

科学者の方が想像力豊かな言葉で文学を規定されることに驚きました。
福岡さんによると、科学的なものというのはデータですべてが表されるのではないとのそう。
データを元に新しい理論や関係を見つける想像力、そしてその理論を伝えるための言葉は文学ととても近いところにあるということをおっしゃっていました。

言葉と想像力によってデータの意味を人に納得してもらうこと。

「今回ノーベル賞をもらった方の論文を今読んで理解できるのは世界で10人程度しかいないかもしれない。でも、50年くらいたてば、論文の意図が多くの人の心に落ちる」という言い方を福岡さんはされていました。
福岡さんの言葉に寄せる信頼をわたしは少しは見習ったほうがいいのかなと思わされました。



柴田元幸さんの翻訳のすすめかた

柴田元幸さんといえばやはり日本で有数の翻訳家。わたしは彼が訳した『黒い時計の旅』を手放すことができません。

今回のトークでは柴田さんの翻訳の方法にかなり奥深くまで踏み込みました。
特に驚いたのが道具。

パチンコ屋のチラシの裏に、三菱鉛筆のシグノ(1.0mm)を使って翻訳されるそう。
パチンコ屋のチラシはコート紙なので、コート紙にシグノを使えば、僕も柴田さんになれるかもなと思いました。

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また、翻訳の過程でも、何度も自分の翻訳を読み直されたりする周到さや辞書の使い方にも驚かされました。
辞書は訳語を連想するための道具として使うとのこと。連想の道具なので、知ってる単語でもどんどん辞書を引かれるのです。

「句読点は人格です」とおっしゃっていた柴田さんはリズムをとても重視される翻訳家で、詩を書く人にももう少し見習ってほしいなと思いました。




今回のトークショーはうまくまとまらないのですが、オソ松くんに人生を学んだ柴田さんと、ジュール・ヴェルヌが好きだった福岡さんの二人の間で文学に対してとっている距離が二人とも違っていて、その両方ともありだと思わせられたことがとてもうれしいことでした。

(柴田さんの文学について考えられていること、という部分は最後にわたしが質問したのですが)

福岡さんが、翻訳の持つ二つの段階のなかで、前半の文章を理解する段階よりも、後半の自分の言葉で書くという段階のほうが労力が大きいとおっしゃっていたことであったり、書くという行為についてたくさん語れるというのはとてもうれしいことだと思いました。


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タグ : 柴田元幸 福岡伸一 マインドマップ

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