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Theater in Progressの公演『恋の抜け殻』に行ってきた。 

2009.06.01 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

Theater in Progressの公演、『恋の抜け殻』に行ってきた。

三島由紀夫の近代能楽集より「班女」と「葵上」と「卒塔婆小町」の3編を同時に上映するというものでした。

この3作はいずれも年をとった女性が重要な人物として登場する作品

舞台はとてもシンプルなつくり。客席との間に段もなく境目もありませんでした。

役者の服装も黒一色のとてもシンプルなもので、高さのあるスタジオと合わせてみると本当に黒子のように見えました。

お芝居は、音楽がありませんでした。
その分、セリフと役者の動きがつたわってきました。

それぞれの作品で女性が生きているような感覚(お芝居だから役者さんは生きているのですが)を持っていて、役者と目が合うたび、自分はそのセリフの中でどういう役割を演じているのだろうと考えさせられました。
強く人を思う女性の怖さを考えましたが、それ以上に三島という人の劇作を感じられてうれしくなりました。

私が好きだったのは「葵上」(リンクはあらすじ)。
旅先で病にかかった妻(葵)の見舞いに来た男(光)の前に、昔の女(六条)が現れる。
昔の女は、男の妻を呪い殺しにきているという作品。源氏物語の「葵」の巻を思い浮かべていただけるとうれしいです。

とてもよかったシーンは、中盤の六条役の女性の頬に涙が伝ってきたところ。
「あなたは薬を先に渡して、後で傷をつけるの。傷ついた後は薬をくれない」と、六条が、過去の光の行いを言うところで涙を流されていたのですが、演出による涙でないと確信できたことがとてもよかったのです。

後で聞くと、演出ではあまり泣かないように指示されていたそう。役者が六条に同情して流した涙だと演出のテリーさんはおっしゃっていました。
思いがけず能面のうらにいる役者の絵を想像して能の深さを感じました。

他にも「班女」で、花子さんのカラダを抱く実子さんの手が開かれているところがとてもなまめかしく感じたりと、かなり力強い芝居だとおもいました。

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テーマ : 演劇・劇団 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Re: Theater in Progressの公演『恋の抜け殻』に行ってきた。 

ご来場、ありがとうございました。

私も六条さんの傷のシーンでは、役者さんから伝わってくるとても強烈な感動を覚えました。

ことばと役者の心と(魂?)とお客さんが一体となって映し出されていく「劇」には毎回新鮮な生命力あふれる感動があります。

最後までお付き合いくださってありがとう。
またぜひいらしてください。

Re: Re: Theater in Progressの公演『恋の抜け殻』に行ってきた。 

まず最初に。
あすかさんですよね?(まずそれから)

読んでくださりありがとうございます。
本当に言葉の濃い芝居だと感じました。
あすかさんの小町は、若いときと年をとったときのめりはり感が
なおさら女性の人形的な感覚を出していて、橋づくしなどの小説を読んで見えてくる女性の感覚をおもいだしました。
女というのはとても遠いものなんだなあと改めて思いました。
ありがとうございました。
よろしくおねがいします。

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