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東京都美術館で行われている、『日本の美術館名品展』にいきました。 

2009.06.04 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

東京都美術館で行われている、『日本の美術館名品展』にいきました。

展示されているのは、日本中の公立美術館から集められた近現代の西洋と日本の作品200点以上。

いつもは100点程度の展示で収めている東京都美術館の5番6番展示室で展示を行ったため、とても作品と作品の間隔が狭くとてもせわしない展示だったのですが、中身はさすがとさすがと言った印象でした。
緊張してみていたら頭がこんがらがって、イヴ・クラインの作品を長いあいだ見てほぐさなければいけないくらいでした。




今回の目的はやっぱりエゴン・シーレと村山槐多。

エゴン・シーレは豊田市美術館所蔵の『カール・グリュンヴァルトの肖像』。

初めてのエゴン・シーレ。

黒い背景から浮かび上がる座っている男の絵。

仏像のようにバランスよくカンバスに収まっている男でした。
描かれている線が細かくて絵画でしかとりえない服のしわであり、頭の影でした。
手を組んで、遠くを見ていて、モデルの運命への不安のようなものを感じさせ、また、黒い背景からうかびあがるゴツゴツした肌触りは緊張感がみなぎっていました。
モデルを左上から見下ろすという構図もその運命を照らす神を感じさせて、結局かれこれ30分くらい見ていました。

構図は違えど、靉光の肩幅の非常に大きな自画像のような存在感でした。

これに比べると村山槐多は油絵具そのままの生っぽさが光っていて、本当に若々しい印象。

最近講談社文芸文庫で出た詩文集、『槐多の歌へる』の詩、「一本のガランス」そのままに、厚く油絵具の重ねられた作品で、それぞれに死と生のようなものを感じて鮮やかでした。

一本のガランス

ためらふな、恥ぢるな
まっすぐにゆけ
汝のガランスのチューブととつて
汝のパレツトに直角に突き出し
まつすぐにしぼれ
そのガランスをまつすぐに塗れ
生のみに活き活きと塗れ
一本のガランスをつくせよ
空もガランスに塗れ
木もガランスに描け
草もガランスにかけ
□□をもガランスにて描き奉れ
神をもガランスにて描き奉れ
ためらふな、恥じるな
まつすぐにゆけ
汝の貧乏を
一本のガランスにて塗りかくせ





行った中で驚いた作品をあげていくと、

まず一番初めに河野通勢の『聖ヨハネ』
中世的な顔と、腰にまかれた動物の毛皮の白さ、安らかな顔。足元で踏みしめる土。
日本人にきちんとした宗教画があることに驚きました。こちらは松涛美術館なので、渋谷に行けばいつかみれるはず。

次に、山口県立美術館所蔵の香月泰男の『涅槃』。
横たわるのはお釈迦様というよりもキリストで、手をあわせるなかに一人だけ顔をかくす人。すごい構図で色、そして大きさでした。

香月泰男 涅槃
画像はスピカ逍遥さんより。こちらではかなりたくさんの図版を紹介してくださっています。

他にも、李白の背中の木目についた影と帯がすばらしい呉市立美術館の平櫛田中の『酔吟行』や、ドニの『なでしこを持つ若い女』など、たくさんの気になる作品がありました。

7月5日までの開催です。



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テーマ : アートイベント - ジャンル : 学問・文化・芸術

タグ : レポート 日本の美術館名品展

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