社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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ウルムチの報道を見て、僕らが「事実」に近づくために必要なことを改めて考えた 

2009.07.07 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

朝からウルムチのことが気になってまったく仕事が手につきませんでした。

一日中Twitterで情報を追い続け、日本語と英語の新聞を役員の目の前で読み続けた。
多分おしかりで済んだら運がいいほうだろうけど、僕は次のやることを考える時期だとも思いました。。

新華社が本日の午後発表した情報では、7月5日に新疆ウイグル自治区のウルムチ市で、デモに集まったウイグル人に対し治安部隊が発砲、現時点でとりあえず114人が死亡、800人以上が怪我を負ったことになっています。
(死者の人種は示されていません)

朝の時点では3人が死亡した、ということになっていたニュースでした。
Twitterで情報が広まっていき、

僕が朝見たときは3人だった死者が、日本ウイグル協会からの情報で「17人が戦車でひき殺された」になり、
>> 日々是チナヲチ。

日本ウイグル協会のイルハムさんが翻訳した声明によると60人以上が殺され、100名以上が負傷となり、

>> 世界ウイグル会議「東トルキスタンで発生した虐殺事件に関する声明」

午後になってようやく死者が100人を越えました。



日本の報道機関は午後7時に15秒ほど放送したようです(わたしは見ていません)

読売新聞などのように新華社、つまり中華人民共和国政府の側に立った報道をそのまま流している状態です。

読売新聞が、2009年7月6日22時09分に報道した、おそらく新華社の記事をそのまま訳した報道の中では、

警察に包囲された。暴動が広がる懸念もある。今年10月に建国60周年を迎える中国の胡錦濤・共産党政権は、社会の安定を守ろうと懸命だが、それを揺るがす事態となった。


漢族の男性(35)は本紙の取材に「ウイグル族の連中は歩道に倒れた男性を集団でけり、のどを踏みつけた」と顔を引きつらせた。


となっています。

日々是チナヲチ。のインタビュー内容とは真っ向から対立しています。

 ――香港の新聞によると、最初ウイグル人がデモをしていたところに、漢族つまり中国人のグループと衝突して喧嘩になって、そこに警察が出てきたという形なんですけれども?

「そういう話は一切ないです」

 ――そうすると、ウイグル人が抗議活動をしているところに警官隊が出てきた、ということでしょうか?




今現在、中国全土で百度を含め、インターネットの回線は切断された状態になっています。
Herdict.orgというサイトでは、95%程度のTwitterへのトラフィックが使えない状態だそうです。

午後9時からカシュガルでもデモが行われる予定だったようですが、事の成否はもとより、人々の安否はわかりません。

本日の午後4時時点でまとめの記事を、mongoloiderさんが出してくださったので読んでください。
>> ウルムチ事変私的まとめ

Twitterでは、以下のタグでニュース記事などの投稿が行われています。

#urumqi
#Xinjiang




かつて、新疆ウイグル自治区は核実験場として使われ数多くのウイグル族が放射能による被害で苦しんでいました。

>> 中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計

今回の事件の原因は日本ウイグル協会の声明によると、ウイグル人を沿岸部の工場へ労働力として強制連行した結果だそう。

2003年より中国政府は、東トルキスタンのウイグル人の若者数十万人を、中国の沿岸部の工場などへ強制的に連行している。貧しい農村部の若者に仕事を斡旋するとの名目ではあるが、実態は安価な労働力として奴隷のように酷使されており、さらに女性であれば売春を強要されているのである。強制連行されたウイグル人達は、政府機関や一般の漢人らによって差別され政治的に脅迫され、収容所の囚人のように厳重な監視下に置かれているのである。

>> 広東省韶関市でウイグル族と漢人との間で発生した悲惨な事件に対する声明

となっています。戦時中に日本が中国人を労働力として三井炭鉱に連行したり、観光ビザでいろんな人を連れ込んでいるのと同じパターンです。

>> 「中国人強制連行、強制労働事件福岡訴訟」判決より


天安門で学生を轢くことをためらった戦車も異民族の国では関係ありませんでした。
なにせ核実験をしていたくらいですから。




今日一日必要だと思うことをずっとTwitterに投稿し続けました。
本当の情報かどうかチェックしないまま書き続けました。
人の投稿をコピーして投稿もしました。

そしてなんとなくインターネットで生き抜くに当たって判ったことがあります。

とにかく自分をアンテナとして発振させることでしかないということでした。

とにかく自分が本当だと信じる情報を発信することが重要

事実の間違いは誰かがつっこんでくれる

起きた事実に間違えがあったら謝れ。間違えてないなら謝るな

ということでした。

今書いた「事実」というのは「報道」されていることを意味しません。しいて言えば、死者や金額などの「数字」と、「現場にいた方の証言」といった一次情報です。
「報道」は結局のところ編集された「数字」や「証言」でしかないのです。僕は改めてこのことを心に誓おうと思いました。

Twitterと政治を考えるワークショップでも事実の確認の話が出ました。

Twitterは参加する人がすでに多すぎて、事実を確認している間に事態が進みます。
それでも報道されていることが事実かどうか確認することはジャーナリストの役割として重要だ、というお話だったと記憶しています。

ジャーナリストは情報収集力の全てを使ってその出来事の数字と証言を手に入れること。

そしてこれはそのまま私のような詩の書き手のやるべきことにも突き刺さることだと思いました。

詩人はその力の全てをつかってそこで話されている言葉の流れを掴み取ること。

たとえば、原爆詩集昨日の世界のように。

でも、正直、今ジャーナリストの役割と書いた情報の確認も、これは本来私たちでもできることではないでしょうか。

たとえば、ジャーナリストやノンフィクションライターによる事実確認というのは必ずしもすぐに確認できることがあげられます。

たとえば、『A [DVD]』のように長い時間をかけて撮影し、編集をしてまとまった事実もあります。



同じように、ナチスドイツがワイマール憲法下で成立した事実のように、または今まで数々のおろかな決断が民主的に下されたように、報道がきちんと動いていてもその結果が恐るべきものになったときもあります。

ジャーナリストも詩人も小説家も太平洋戦争で日本軍に加担し、そして戦争が終った瞬間に反戦を表に言い出したということもあります。

一番いいことは、自分の手で情報を得て自分の手で判断することだと思うのです。

このとき、たくさんのノイズの中から事実を集めるためには、本当のことを話せる空気を作り出すことが重要になるのだと思います。

私たちがきちんと話を聞くこと。
私たちがきちんと言いたいことを話すこと。
私たちが嘘をつかないこと。

この三つは、私たちがより自分達で判断可能な事実に迫るために今いっそう必要になっていることなのではないでしょうか。

そして、Twitterは今のところ、事実に迫るためのツールとして非常に使えるものになっているのではないでしょうか。




今回すごいとおもったのは中国に留学されている日本画家のHongmeiさんのコメント

知ることは強いと思います。募金ができなくても、デモに参加できなくても、世界が見てるってのは、強い。チベットのひともそれだから根気づよく活動できてる。



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コメント

お久しぶりです 

随分御無沙汰重ねてます、Nobodyです。
今回のウルムチの件に関しては、青山繁晴さんが孤軍奮闘して事実を大メディアの中で伝えてくれてます。
ネットの時代、この事実そして真実は隠せない。
多くの人に、中国の情報操作に騙されないことを望みます。

さて、今回はお願いもあってコメントに参りました。
よろしかったら相互リンク貼らせてもらえないかと思って。
もしよろしかったらお返事下さい。
それでは失礼致します。

Re: お久しぶりです 

おひさしぶりです。
中国の情報操作に騙されないことと
私たちが動くことで力になることを見せたいと思っています。
ぜひリンクを貼ってください
ありがとうございます

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