社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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ビジネスマンのための論語と旧約聖書の基礎知識を学びました 

2009.07.21 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

スーパーサラリーマン、みさ吉さん主催の「山の手の会」に伺いました。

この日の勉強会は「旧約聖書」と「論語」
東西の宗教と道徳を規定した書物をビジネスマンが自己啓発に役立てるために読むという勉強会です。

もっとも、この日は100人はいる会議室がいっぱいになるほどの盛況。
中身について詳しく触れるというよりも、「論語」や「旧約聖書」に書かれていることを受け取り、自分の中に消化するための前提となる歴史の話をしていただきました。

リーダーに成る!会(仮)を主催されているビジネスブレークスルー大学院大学の古尾谷さんが論語について、そしてビジネスに効く「旧約聖書」を主催されている、山陸さんに旧約聖書についてお話してくださいました。

ビジネスに効く「旧約聖書」は、日経アソシエの7月21日号で紹介された勉強会です。



実践的な学問だった「論語」

古尾谷さんの論語のお話は、論語の情報を自分で整理するための「論語脳」をセットアップするというテーマでした。
主に、今現在に生きる儒教や論語の書かれた時代、そして論語の受容について話してくださいました。

話の内容はマインドマップをご覧ください。
送信者 Mindmap

お話の中で面白かったのは、「論語」に書かれていることが、非常に実践的だったということでした。
論語で書かれている「礼」や「楽」は私たちの考えている「礼儀」や「音楽」ではなく、儀式を行ううえでのしきたりだったのです。

日本では新嘗祭などの儀式が残っていますが、古はああいった儀式を行うことが政治でした。儀式の進め方や日本で言う雅楽のような音楽の知識を深く持つことが身を立てるのに必要といわれてしまうと、「論語」に書かれている言葉はビジネス書の言葉だったのだなと驚いてしまいます。
そして、孔子がクーデターに参加しようとすることが非常に多く、そのたびに弟子に止められていたということも驚きでした。

儀式の一部だった春秋時代の博打

古尾谷さんのお話では論語の言葉の最近の解釈にも驚かされました。

例えば

子曰く、飽食終日、心を用ふる所無きは難いかな。博奕といふ者有らずや、之を爲すは猶ほ巳むに賢れり


です。「博奕」は博打、という意味をもっています。
「一般には一日中何もしないよりも勝負事でもしているほうがいい」という風に理解されている言葉です。

この言葉で出ている「博奕」が文化人類学の研究によって意味が変わってきました。
孔子の生きていた春秋時代、「博奕」は儀式を行う際に神に捧げられていたというのです。ちょうど奉納相撲のようなものでしょうか。

だとすると、「博奕」をやる=儀式に通じる、ということで、今で言うと本でも読んだり、新聞を読んだりすることに通じるのではないでしょうか。

文化人類学の成果を使って孔子の生きた時代について考察し、そこから孔子の話した言葉の意味を考察するという方法は田川建三さんの手法にとてもにていて、私はすきでした。

そんな古尾谷さんが進めてくださった論語の入門書が『儒教ルサンチマンの宗教 (平凡社新書 (007))』です








星条旗の中の旧約聖書

「外国人と話をするときに無神論者だと言わないようにしましょう」という言葉が印象的だった、山陸さんの旧約聖書のお話は西洋を付き合う上で旧約聖書は外せないということでした。
旧約聖書を聖典とする人は全世界の6割を占めるそうです。


山陸さんのお話もマインドマップにまとめたのでご覧ください。
セントラルイメージは、モーセが祈って紅海をまっぷたつにわったシーンです。

旧約聖書と論語セミナー 論語
送信者 Mindmap



話の中で興味深かったのは、アメリカの星条旗の赤と白のストライプが聖書からきているということでした。
それは、エジプトを脱出するモーセとユダヤ人を語った出エジプト記にある、


主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた 第13章21節


という言葉。赤い線が炎の柱。白い線が雲の柱。そして夜にかがやく星。
改めてアメリカの宗教性を強く感じました。

また、モーセがエジプトから逃げた時代がラムセス2世の時代だったということもタイムリーなことでした。
東京都美術館で行われるトリノ・エジプト展では、ラムセス2世の時代、第19王朝の品も出展されるのです。




また、マトリクスのネオの別名「トーマス・アンダーソン」の由来。
トーマスの名前の元になった12使徒の聖トマスの別名は「疑い深いトマス」これはキリストの復活を目で見るまで信じなかったことから来ています。
そして、アンダーソンは「人の子」つまり救世主という意味。

自分自身が救世主だと信じていないという名前だと知ってかなり驚いてしまいました。

もう少し詳しい話を見つけたのでご覧ください
>>999 Squares Matrix FAQ




この日は勉強会そのものよりも人数に圧倒されてしまいました。
自己啓発に日々励んでいるかたがこんなにいらっしゃることに改めて驚きました。
みさ吉ありがとうございました。

宗教色をなるべく排除してみると、旧約聖書も論語も非常に実践的な書物になるのだなと改めて驚きました。
「旧約聖書」はどちらかというと親しんでおり、「論語」は今まで読んだことがないのですが、改めて読もうと思いました。

そして、貴重なお話をいただいた古尾谷さん、山陸さん、ありがとうございました。




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