社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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お客の尽きない朗読会「笑いと涙のはっとりんのポエトリー劇場」@高田馬場、と8月24日福岡で朗読会をします。 

2009.08.17 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

日曜日は高田馬場のBen's Cafeの詩の朗読会にいきました。
ニューヨークの喫茶店をそのまま連れ込んできた店内で10年以上続くこの会は、いま残っている詩の朗読会としては一番古いものです。司会を何度か変えながら毎月第3日曜に行われてきました。

この朗読会はお店にいらしたお客が作ります。お客さんがマイクを使ってしゃべります。内容は、自作他作の詩や物語、ラップ、演説、お笑い、日記など。30人を目安に一人5分~8分話すことができます。
午後6時半から遅いときは11時半の閉店まで多くのお客さんが発表をします。最近は毎回11時を過ぎてから終わります。

今、司会を務めている服部剛さんは四代目の司会です。彼が司会になってからおよそ2年、この店に朗読された方は800人以上います。(私は実は第一号でした)



この会には九州北海道からも詩を朗読しにいらっしゃる方がいます。今回一番遠くからいらしたのは高知からいらっしゃった北村守道さんでした。



雑誌での多く紹介され、今年は東洋経済に掲載されました。過去には降神の志人さんや、三角みづ紀さん。ヤリタミサコさんなどがいらしてます。

 以前は、その日来た方がエントリーをして読むという形をとっていたのですが、今は朗読される方が多くなったため、服部剛さんに様々な人づてに連絡した方が優先的に読めるようになっています。というわけで、服部剛さんのmixiページを紹介します。ここでは毎月の朗読会のレポートが掲載されています。

>> 服部剛さんのmixi

16日はお盆の最終日にも関わらずお店は多くのお客様で賑わいました。





戦争の詩

今回はお盆と終戦記念日ということで夏や人の生死や戦争に深く入った言葉を多く聞くことができました。

戦争という面で言うと、ジュテーム北村さんがこの日書いてきた詩は印象的でした。「Sorry、ごめんなさい、もうしません」といった謝罪の言葉の後で

上空一万メートルから空を見ると
竹槍を持った女と目が合った
真夏のきのこ雲の下で
彼女はわたしの母となった


という短い詩です。「わたし」はだれなのでしょうか。エノラ・ゲイの乗組員だけではなく、今ではテレビで建物がビデオゲームのように破壊される光景を見る私たちにまで通じているような気がします。


お父様が搭乗された登場した伊14号潜水艦の旗を持参された平本さんは、日本が降伏し、潜水艦が拿捕された後、米軍から旗を守るために海へ飛び込んだというお父様の体験を語ってくれました。
焼かれると思った旗を水兵に引っ張られることで命が助かり、そして平本さんに命をつなげたお父様に、私は運命の偶然性を強く感じました。



 この日の朗読会では「戦争体験者のお話」を聞くことはそれなりにあっても、「戦争を私たちがどのように聞いていた」かを話す機会がなかなかないことに気付かされました。そこにいる人が自分の受け取って来たものを語る、朗読会という場の特別さを思う瞬間でした。



夏の詩、いのちの詩

服部さんが主宰する朗読会では毎回テーマについて語ってもらうことになっています。
今回のテーマは故郷と東京について。

「がらがらの地下鉄」や「どこまでも歩いていけるような錯覚」を持つ東京の中で「空はそんなにやわじゃない」と言い切られた、石渡紀美さんの書かれた夏の始めを語った詩で描かれている東京は、彼女自身の言葉によってビルのコンクリートのような強さを持っていました。
 石渡さんは夏の始めの詩と対になる夏の終わりの詩も読んでくださったのですが、その中でも「次に出会う誰かのために季節はめぐるのか」という言葉はとても印象的でした。

いのちの詩として印象的だったのは、五十嵐倫子さんと新納さん。



五十嵐倫子さんの詩「悲しい人いませんか?」は亡くなられたお母様の初盆に書かれた詩。

人の霊が浄土に行くという四十九日目の深夜にお墓に忍び込んだ語り手が墓石をみながら思う実感は作者本人の声から出されるととても感慨深く感じます。

表札のようなエマの墓石には
まあるい月が映っていて
石段にもたれて月を見上げたら
エマの石は温かくて柔らかくてゆりかごみたいに
私を包んでくれたんだ
そのとき霊がいたかもしれないね
少なくともエマの霊は少しばかり私に宿ったんじゃないかな


ぜひ全編読んでいただきたい詩です。
>> 悲しい人いませんか?
五十嵐さんのWEBページで他の詩も何編か読むことができます

新納さんの詩は「たねをもらった」という言葉から入ります。
最初に火をもらった人間はどんなことをしたと思う?っていうたねをもらった


という行から始まる思考をめぐる問いが私たちを勇気づけてくれるさまは、ビートニクの詩人たちの足音の強さを教えてくれました。
特に「可能性といういい加減な言葉」という言葉はとても印象的で、わたしが今ここで書いている言葉も全てはとてもいい加減なものだということに改めて思い当りました。





次回の開催日

次回の第三日曜の朗読会はっとりんのポエトリー劇場」は次回、9月20日18:30からです。

服部剛さんのmixiまたは、お問い合わせフォームから私に連絡いただくか
Twitterで私にダイレクトメッセージいただける

と対応可能です

また、Ben's Cafeでは毎月第4日曜日にも朗読会が行われております。
毎月最終日ごろには英語のみの朗読会も行われております。





8月24日に福岡で朗読会を行います。

突然なのですが、来週の月曜日8月24日に福岡にて朗読会を行います。
場所はリノベーションミュージアム冷泉荘
福岡の芸術に携わる方がたまられる場所だそう。今から楽しみにしております。

日時:2009年08月24日(月)18:30~
会場:リノベーションミュージアム冷泉荘
住所:福岡県福岡市博多区上川端町9-35
出演:渡辺玄英、ヤリタミサコ、浦歌無子、イダヅカマコト


こちらのイベントもお客さんに自由にマイクを使っていただきたいと思っております。ぜひお気軽にお越しください。


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テーマ : - ジャンル : 小説・文学

タグ : 朗読会 Ben's cafe はっとりん

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