社会分析脳を訓練する実践読書ブログ

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Reading-labでワークショップをしてきました! 

2009.11.03 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

11月2日の朝、飯田橋で行われたReading-labワークショップをする機会をいただきました。

Reading-labは日経アソシエや目覚ましテレビなどで紹介されている朝の勉強会。
みんなで本を一冊持ち寄って紹介をする会です。
この日の参加者は6人。
1時間の朝食会のうち、30分の時間をいただいて2つのワークをしました。



ワークショップその1;歌の穴埋め



この日は二つのワークショップをしました。

一つは詩の言葉の穴埋めをしていただきました。
もう一つはみなさんに詩をつくっていただきました。
飯田有子さんの、私の中では伝説的な歌となっている
婦人用トイレ表示がきらいきらいあたしはケンカつよいつよい


の「婦人用トイレ表示」の部分と


私と同い年の歌人で今年なくなった笹井宏之さんの
ウエディングケーキのうえでつつがなく蝿が挙式をすませて帰る


の「蝿」の部分を穴埋めしていただきました。

とても面白かったのはTさんによる飯田さんの歌の変奏です。
Bookparkで歌集の中身が読めるのでご覧ください。

ジョン・レノンがきらいきらいあたしはケンカつよいつよい

Imagineが好きな私も喧嘩っ早くなるときが多々あり、そういうときにこの歌を引くことができたら力にでそうな気がしました。

笹井さんの歌の変奏は全体的に「蟻」「クリーム」「蝶」という風にとても歌の感覚とのぶれが少ないものでした。もしかすると「ウエディングケーキ」の部分を書き換えてもらうともっと面白いのが見えたかなあとも思いました。

この日紹介したふたりの作者はどちらも若く、素晴らしい歌人です。

>> 飯田有子『林檎貫通式』

>> 笹井宏之『ひとさらい』


みなさんもよかったらお試しください。

ウエディングケーキのうえでつつがなく○○が挙式をすませて帰る



○○○○○○○○○○○はきらいきらいあたしはケンカつよいつよい




ワークショップその1;名前を使って詩をつくる



詩をつくるワークではみなさんから一つ言葉を出していただきました。
出していただいたのは「名前」です。

机の向かい側に座っている方の名前の一文字一文字を行の頭に置いて、今日の元気がでるような言葉をつくっていただきました。

私の名前はとても強くしなやかにアレンジしてもらえました!

いいよ
たまには
ずるしても
かろやかに行く

まじめでなくても
こころのまま
とおくまで


この詩を作ってくださったTさん、ありがとうございました。

この方法は折句という詩の作り方です。
あいうえお作文を発展させたものだと考えていただけると一番わかりやすいと思います。
有名なのは伊勢物語に出てくる「かきつばた」の歌。
からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ

という歌です。

最後に、できあがった詩を詩の素になった名前の方にプレゼントして、この日のワークショップはおしまいです。

詩の創作に触れるのは社会人になってからなかったという方ばかりだそうでしたが、みなさんとても生き生きとした作品をつくっていただけました。

ありがとうございました。



この日紹介していただいた本



Reading-labということで、もちろん本の紹介をする会もありました。

3人一組でプレゼンをしたのですが、この日紹介していただいた本は一つひとつ学びが深かったです。

出版社で編集をされているUさんが紹介してくださったのは『ディレクターズ ノート もうひとつのプロフェッショナル
NHKの「プロフェッショナル」制作班による「プロフェッショナル」の舞台裏も書かれている本です。




Uさんが話してくださった印象深いお話は杉野英実さんの取材許可を取るときのお話です。約束を破って取材を拒否された製作班の方は杉野さんに許しを請うために毎朝朝一番で通い、そしてお手紙を書き続けたそう。気持ちはきちんと通じたのですが、そのときの杉野さんの気持ちも強いものがありました。
杉野さん自身、パティシエの修行をするときに師となる方に手紙を送り続けたというのです。


小説家として活動を始めようとしているHさんが紹介してくださったのは新城カズマさんの『物語工学論』。
物語作品に出てくるキャラクターを7つに大きく分類し、物語作成の構造を説明した学術書です。

今まで「起承転結」「見せ場」「セリフ」で小説が動くと考えていたというHさんはこの本を読むことでキャラクターの大切さに気づかされたそう。

中を見ると、本当にたくさんのキャラクターが表の形で分類されていて、今までの読書経験と照らし合わせて納得の出来栄えでした。



この本の紹介をしたときに、『バガボンド』の製作で井上雄彦さんが、「キャラクターが勝手に動き出して」「死なないはずの人を殺してしまった」というようなことをおっしゃっていた記憶があるという話をみんなでしました。

キャラクターという具体的なものにディテールを重ねていくことでが作者自身の気づかない才能を引き出していくことに気づいて、私は今まで自分自身の詩がうまくかけないと思っていたのは理由に気づきました。

「自分がきちんと書きたいものを描写していなかったからだ」と気づかされました。

とても印象深い紹介になりました。Hさん、ありがとうございました。

わたしが紹介したのは茨木のり子さんの『詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)



詩の入門書としてとてもいい本でお勧めです。

この日は短い時間の中でたくさんのことを楽しませていただきました。
みなさんありがとうございました。



次回ワークショップのお知らせ




次回の私が主催するワークショップ『書くワークショップ』は
11月21日(土)の14時から行います。
場所は千石にあるアートスペース千石空房です。

2時間かけて今日のワークショップの発展編をおこないます。

よかったら、毎回のワークショップのレポートをご覧ください。
>> レポート

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テーマ : 詩・ことば - ジャンル : 小説・文学

タグ : ワークショップ Reading-lab 読書朝食会

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