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谷川俊太郎を爆笑させた詩人 大島健夫 

2009.12.17 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

何度か谷川さんを見ているのですが、朗読を聞いて谷川さんが爆笑するところを考えたことが有りませんでした。

12月19日に千葉で行う朗読会、千葉詩亭を共同で主催する詩人、大島健夫さんの詩『水の上を歩く』、は谷川さんを爆笑させた詩です。そして笑いだけではなく、元気をくれる詩です。
とても大切な日々の繰り返しをユーモアの中で伝えてくれます。

長い詩なので全文は大島さんのサイトからご覧ください。
>> 『水の上を歩く』全文

『水の上を歩く』方法は、「右足が沈む前に左足を出す」こと。
小学生時代から僕が夢に見て、今も失敗し続けているあれです。
そして失敗します。

水の上を歩くことをあきらめた私と違い、大島さんの詩で語り手は一生懸命考えます。

時々思う、ひょっとして何かやり方を間違えてるのかもしれない
もっと正しいやり方があるのかもしれない
誰かが教えてくれればいいんだけれど
人はみんな僕の練習を眺めて思いつきで適当なことを言ってるだけで
本質的なことは何も知らないみたいだ


そして語り手は人ではない存在に聞きます。
水と共存している「魚」であり「おたまじゃくし」です。
彼の詩では動物も人も同じようにしゃべります。

魚は僕を見上げて口をぱくぱく
 「そんなことは知らん、俺は泳ぐことしかできない
      いや、果たして俺は本当に泳げていると言えるのかどうか
           長いこと修行を続けてきたが、今だに鰭の振り方に疑問を感じるんだ、果たしてこれで正しいのかと
                真実の道は長くそして果てしなく深い、きっと俺はその道の途中で死ぬんだと思う
                      だがせめて、その時は前のめりに死にたい」


かっこいい魚に対して、「生えてきちゃったの・・・手と脚が」「男の子たちがみんな、エッチな視線で私の身体をじろじろ眺めるの」とおたまじゃくし(女の子)は自分の体の変化にとまどいます。

初めてこれを聞いた時、私も爆笑してしまいましたが、おたまじゃくしは蛙の子供なのです。だから足が生えてきたのは性のめざめ、みたいなものです。
ここは大島さんが動物を時間の中できちんと捕まえている部分で、笑い以上のきちんとした観察があります。

まさに私のような人は
人はみんな姿かたちだけを眺めて思いつきで適当なことを言ってるだけで
本質的なことは何も知らない

ことを痛感します。

そして、また語り手は『水の上を歩く』ために努力します。魚が死に、おたまじゃくしが大人になります。
日々の移り変わりの中で、語り手はさらに失敗し続け「でもきっと、明日には歩けそうな気がするんだ。」と明るく終わります。

私たちの日常もそういうものなのではないでしょうか。




大島健夫さんの詩はWEBサイトGoing the DistanceとブログLife Goes Onで読むことができます。

私の特に好きな詩は『』です。

武道を志して東京に出る少年を「おまえのすることは何もかも全部/おまえひとりの責任なんだぞ。/何もかも、全部おまえが悪いんだぞ。」と諭す猫はまるで運命を招くかのようです。

ていねいに声を重ねていく大島さんの朗読する動画といっしょにお楽しみください(ちょっと長いです)



>>夢 全文




また、大島さんは別のブログDAYLIGHT RAMBLERにて千葉近郊に在住している生き物の写真を撮影しています。
精悍な彼の眼からは想像できないほどの愛らしい蛙や虫の写真は小池里奈を見るのと変わりません。彼の詩で語りだす動物は本当に彼に話しかけているのではないでしょうか。

コミュニティアートを考えていらっしゃる方は彼を誘いこむとまた違う千葉を見ることができると思います。

とても素晴らしい詩人で、いつか彼の詩集を出すときは、ぜひ編集をしたいと一人夢見ています。
毎月第一水曜日に池袋のTriにてイベントPoe-triを主催しています。




いつもは都内を中心に活動し、詩のボクシングでは神奈川大会に出場している彼を千葉での活動に引き込むためにも、
12月19日、千葉詩亭をよろしくお願いします。

千葉詩亭
日時:12月19日 開場16:00 開演17:00
場所:WiCANアートセンター
千葉駅から徒歩7分
千葉市中央区栄町24-7

JR千葉駅からWiCANアートセンターへのアクセス

1. 千葉駅東口を出ですぐ左に曲がり、歩道沿いに進む。
2. まもなく交番が見えてくるので横の横断歩道をわたり、歩道やや左のデイリーヤマザキのある小道に入る。
3. そのまま小道を直進し、栄町商店街に出たところを左に曲がってすぐ。

料金: 300円(お菓子あります)

詳しくはこちらをご覧ください


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テーマ : 詩・ことば - ジャンル : 小説・文学

タグ : 大島健夫 千葉詩亭

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