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2008年9月14日~15日秩父ぽえキャンプ ワークショップレポート その2 

2008.09.18 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

9月14日~15日にかけて、秩父にある関東唯一の専門の書店、ポエトリーカフェ武甲書店のが主催する宿泊のイベントぽえキャンプで行ったワークショップのレポート、後編です。

1回目にみんなでひとつの詩を作り上げた後、次に即興で一人一人を作っていただきました。

今回のテーマはさかだちするこんにゃくでした。
その場でテーマを募集したところ、奥主榮さんが一番速く聞こえたのです。

10分以内で作ってくださいといったのですが、結局3分延長してしまいました。(私が書き終わってなかったためです)

全員がを作り終え、提出してもらった後、ご自身以外のをみんなに受け取ってもらいました。
を配るのは服部剛さん。
Monthly Eventとしては世界で一番大きい詩の朗読会、「笑いと涙のポエトリー劇場」を主催している腕を生かしていただきました。

そして、3番目、今回一番やりたかった翻訳です。
配られた別の人の詩を自分の言葉で書き直してもらいました。

そしてできた詩がこちらです。
即興で作った詩と翻訳の詩をセットにして掲載しています。




3番目の翻訳をしてもらった方に、もとのと翻訳したを読んでいただき、感想を言いあいました。
実は、もとのの作者のあてっこもしました。

みなさんに書いてもらった詩の数々を見ると、それぞれのフォーカスのポイントが全く違うことに気付かされます。

例えば佐藤銀猫さんが作られたものを緑川ぴのさんが訳された詩はすごいです。

佐藤銀猫さんの

少しばかりざらついた断面を
その指は無造作にたどり
鋭い切り込みを ひとすじ


という実際にコンニャクを切るかのような言葉の流れを緑川ぴのさんは

その刃の本質と
幾重にも折り重なった
指先の弾力と


と切ることをバーチャルに、してそれぞれの言葉を強くすることによって、元のにはなかった「わたしの涙と同じ重さの/七色の虹」という言葉を受け取っています。

芦田みのりさん作、訳が奥主榮さんの作品も面白いです。

芦田みのりさんの詩ではコンニャクが"本当にあるかもしれない"と思えます。
これに対して奥主榮さんの作品で出てくるコンニャクは完璧に比ゆです。
比ゆとしてコンニャクを扱うことで、芦田さんの詩は恋人か、はたまた子どものことを語る詩として際立ってしまいました。


言葉遣いの近いものとしては大島健夫さんの作品を百合之式部さんが訳した作品が挙げられます。
「私には目的がない」「私には誇りがない」といった言葉を「私は、どこへ行こう」「私は、どうしよう」という風に書き換えることで「逆立ちするコンニャク」の立場が全く違うことに気付かされます。




英文和訳、のような意味の一つ一つの単語を翻訳するような流れの翻訳だとほとんど点数がもらえないと思います。
でも、詩のイメージや動きを忠実に訳しているのが分かると思います。
そして訳すだけではなく、新しい言葉を掴み取ろうとしています。
言葉が生きている瞬間ってこういう瞬間をいうのだろうか。
私は二日たった今も驚いています。

結局一つ一つの詩について言葉を述べ合い、全てが終わったのは午前2時過ぎ。

今回のワークショップがどうにか形になったのは、本当に参加された皆さんが詩について真面目だったということでした。

どこの世界に夜10時から朝の2時までクオリティーの高い詩を作り、感想を述べ合うことができるのでしょう。
初めてのワークショップ。何もしていない瞬間もあり、これから先も反省点がありますが、非常にみのりのある、楽しい会になりました。ありがとうございました。




詩の感想を述べ合いながら、または合宿の最後にポエトリーカフェ武甲書店で感想をいただくことができました。また、アンケートも書いていただきました。

うきうきしながら読んだりメモを見返しているのですが、この中でとても嬉しかったことだけを書き留めておきます。全部まとめたらアップしたいです。

○BBQで仲良くなったあと、ワークショップに入れたことが良かった。

○「さかだちするこんにゃく」という十年後でも書かない題材で詩を書くのが新鮮だった。

○「さかだちするこんにゃく」でみんなが詩を書けることがすごかった。

○全員が共有した瞬間があった。一人ひとりの善意を感じ取れた

○別の人の詩がどのように作られるかを感じることができた。

○もとの詩がいい詩は訳してもいい詩になる。

○訳した詩の方が元のエッセンスよりも言葉の勢いが強くなる。

○詩作は孤独な作業というイメージが強かったのですが、詩を(あるいは言葉を)大勢で同時に共有するのも「視界」を広げるには良い機会だったと思います。

○外国語翻訳を行うのは実際こういう作業なのだなと思いました

改善点として、感想を言い合う時間や、全体の進行をもっとタイトにした方がいいということも伺いました。今後もっと前進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。




今回の参加者は、
芦田みのりさん

大島健夫

奥主榮さん(「詩と思想」)

落合朱美さん
ポエトリーカフェ武甲書店姉御)

笹田美紀さん

佐藤銀猫さん
(「反射熱」所属)

白糸雅樹さん

服部剛さん
(「涙と笑いのポエトリー劇場」主催、「反射熱」所属)

BJだいち
ポエトリーカフェ武甲書店店長)

緑川ぴのさん

百合之式部さん

そして、私でした。
ありがとうございました



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